2019年1月5日土曜日

4顔マラソン完走記

2018年9月22日(土)から24日(日)に走ってきた4顔マラソンの完走記録をまとめてみます。

まず、顔マラソンとは何ぞやという所からおさらいです。顔マラソンとは以下の通りです。
  • 一番遅い人に合わせて走ります。競争ではありません。タイムは競いません。皆でワイワイガヤガヤおしゃべりしたり、手順書見てあっちだこっちだとやりながら走ります。道に迷うこともありますが、良い思い出になります。 
  • 手順書に従って走るとGPSで地図上に顔を描けるマラソンです。 
  • 距離はだいたいフルマラソンの距離です(一部例外有り)。 
  • エイドやサポートカーなどは無いので、必要なものは自分で持って走るか、途中のコンビニで調達します。 
  • 交通ルールを守って走ります。赤信号では停まります。人が多くて走れないところは歩きます。 

準備

持ち物はいろいろと多くて、書くと長いので抜粋します。
4顔分の手順書。これを忘れてはいけません。
Garminとスマホ。道中、補給のために立ち寄るコンビニなどでの買い物はSuicaで済ませると楽なので、Chargeも十分しておきました。
モバイルバッテリー2つと充電用ケーブル。1日以上かかる長丁場ではGPS時計もスマホもバッテリーが持たないのでこれらは必須です。
水2Lと、自家製スポーツドリンク1.5Lを持っていきました。担いで走るには多すぎですが、1顔目に持っていかなかった分はロッカーに預けておいて、1顔目を走り終わって戻って来た時に回収して、2顔目用の水・スポーツドリンクとして補充するためです。
夜間走行するのでライトは必須装備です。Gentosの頭に着けて両手が空くやつで、前照灯と後方赤色灯があるやつです。さくら道で貰った青色LEDバッジ2つも持っていきました(体の前と後ろ用)。


1顔目:しろくま顔マラソン

9月22日(土)8時半前に新宿に到着しました。一応自分が主催者なので。
シロクマ顔マラソンスタート 

日本在住のイギリス人の方と思しき人が直前に参加表明をしていましたが、集合場所に集合時刻に現れないので出発しました。興味本位でポチっただけでしょうか?

参加者は7人。いつもの顔ぶれな感じです。この中で4顔に挑戦するのは私とAさんのみです。2人とも川の道完走者であることを考えると、2人共が4顔を達成する可能性は非常に高いですし、1人棄権してももう1人が達成する可能性はほぼ100%だと思いました。

午前中は雨が軽く降り続いていましたが、ずぶ濡れになるほどではなく軽く濡れるぐらいで、丁度良いぐらいの天気でした。ところどころ祭りなどがあり、賑やかな東京の街中を快調に走ったり歩いたりしながら進んで行きます。途中で寄るコンビニでは、序盤からから菓子パンか惣菜パンなどを買って食べて行きます。42.195kmだけだと中盤にはならないと食べませんが、200kmを越えるのでエネルギー補給がやはり重要です。

20km地点ぐらいの表参道でAさんが左足の脛に痛みがあると言って、薬局に湿布を買いに行きました。まだ1顔目なのに危険信号点灯です。

代々木駅付近で、用事があるということでBさんが抜けて6人になりました。
カルチエのコンビニ

パン屋さん365日
26km地点ぐらいにCartierが期間限定で出しているコンビニが表参道にあるというので立ち寄ってみました。店名はカルチエ・・・これで良いんでしょうか?店内は金と銀を基調とした内装です。成金趣味ですね。長蛇の列が付いていますが、整理券を貰って指定の時刻に来る形式だそうですが、それでも入りきれなくて並んでいるんだそうです。チラシを配っている人たちがいましたが、我々は完全に無視でした。客では無い認定されたようです。噂によると、おにぎり400円とか、マンゴータルトケーキが10,800円とかだそうです。何入ってるんでしょう?

30km地点ぐらいで、Cさんがおいしいパン屋が代々木八幡駅の近くにあると言うので、コースを外れて寄り道することになりました。店名は365日です。この頃にはAさんの表情は結構きつそうでした。湿布が効いてきたとか言っていましたが。

その後、ゴールに近づいて行きますが、Aさんの様子はよりキツそうになって行きます。40km地点辺りで、とうとう顔と顔の繋ぎは足ではなく電車を使って、顔だけは足で移動して4顔を描くとAさんは言い始めました。

シロクマ顔マラソンのゴール
新宿3丁目のゴールは無事に6人で迎え、まずは一息です。時刻は17時過ぎです。しろくま顔マラソンのタイムは8:12:51。次の千葉顔マラソンのスタートは21時で、新宿3丁目から船堀駅まで16kmぐらいあります。 

ロッカーから荷物を回収して各自解散しました。私はまず博多天神へとんこつラーメン替え玉無料で腹ごしらえと、Garminやスマホの充電をしに行きました。Aさんとは博多天神で一緒でしたが、その後は分かれて、Aさんは電車で船堀駅まで行った後、近くのスーパー銭湯で時間を潰したそうです。 博多天神を出た頃には、辺りはすっかり暗くなっていました。まずは1晩目スタートです。 博多天神を出てからはほとんど走って、船堀駅まで行きました。ロッカーに入れていた荷物も担いでいますが、あまり重さを感じませんでした。途中、荒川を渡る所で、最初に行こうとした道では荒川を渡れないという看板があって引き返したりしましたが、橋の北側の歩道を通って行けば良いことが分かり、大きな問題なく渡れました。
シロクマ顔マラソン 
船堀駅周辺には19時45分ごろに着いたので、スタートまで1時間以上余裕がありました。まず駅の近くにあるダイエーに入って、食料や飲み物を買って、腹ごしらえをしました。あと、Garminやスマホの充電もしました。それから、両足の踵にマメができていたので、水を抜いてテーピングを貼って保護しておきました。靴がちょっとあっていないようです。走るだけなら大丈夫なようなので、歩いている時が問題なのでしょうか。 

2顔目:千葉顔マラソン

21時前に船堀駅前で他の参加者と合流しました。新たな参加者4名と、電車で移動してきたAさんと私で、合計6名です。ここからはAさん主催の「顔の道」です。Aさんは走るのは無理なので、全部歩いてゴールを目指すそうで、他の人達は先に行ってくれとの事でした。

千葉顔マラソンのスタート
しかし、先に行ってくれと言われても仲間の優しさなのか、5kmぐらいはみんなで歩いて一緒に行きました。最初のコンビニ休憩で、Aさんが休まずにそのまま先に行って分かれるまで一緒でした。

その後、5人で走り始め、9時間でゴールするペースを回復し、更に走り続けてディズニーランドのあたりに来るころにはだいぶ余裕ができていました。 真夜中のディズニーランドはなかなか面白かったです。夜中の1時頃に通りかかったのですが、既に駐車場に並ぶ車が大量に居ました。こんな時間から頑張っているんですね。 更に、ディズニーランド周辺の道路はドリフト族の走り場・たまり場になっていて、スポーツカーが物凄く飛ばして走っていました。先に進むと事故が起こっていて警察が事故処理と交通誘導をしていました。スポーツカーが普通の車に斜め後ろから突っ込んだ様子でした。スポーツカーはフロント大破です。自業自得ですが、巻き込まれた方は可哀そうです。 舞浜駅の辺りまで来ると、今度は路上で人が寝ています。数十人いました。寝袋で寝ている人もいるので、ある意味計画的な様子です。おそらく宿を取らなかったどこかの国の人達ではないかと思います。
千葉顔マラソンのゴール


そんなこんなで、前半の大量リードを活かしながら歩いたり走ったりを繰り返し、2度書きしなければならないところも描いて、ゴールの船堀駅に戻ってきました。時刻は朝の5時過ぎ。タイムは8:18:40です。まずは5人でゴールです。

あたりはすっかり明るくなっています。1晩目完徹です。 ロッカーに預けていた荷物を回収し、スーパー銭湯でひとっ風呂浴びたいので、神田江戸遊の営業時間を調べてみました。7時が最終受付で、8時まで居られるということでした。次の東京顔マラソンのスタートが9時に四ツ谷駅なので、これから走って行って、ひとっ風呂浴び、一休みして、8時に神田江戸遊を出て歩いて行けば間に合いそうです。私はそうすることにしました。後の4人のうち、Dさんは一度家に帰ってシャワー浴びて仮眠して、電車で四ツ谷に行くということだったので、残りの3人と一緒にまずは神田辺りを目指して走りました。
千葉顔マラソン


神田目指して走っている途中、6時過ぎ頃にAさんが千葉顔マラソンをゴールしたという情報が入ってきました。9時間半ぐらい休憩をほとんど取らずにずっと歩きづめで、ゴールしたのでしょう。

他の3人は直接四ツ谷に行くというので、淡路町あたりで分かれて、私一人で江戸遊に行きました。入ったのは6時50分頃。早速入浴しますが、結構人が居ました。入浴から出てくるとかなりさっぱりしました。 両足の踵のマメは500円玉ぐらいに大きくなっていました。一度マメができ始めると長距離では拡大する一方です。また、左足の中指と薬指の付け根辺りにもマメができていました。水を抜いて、折りたたんだティッシュを患部に当てて保護して、テーピングを貼っておきました。 江戸遊の仮眠所に行っても、人が多くて座敷は満杯、椅子・ソファもすべて埋まっているので、ここで仮眠をとるのはあきらめて、早めに四ツ谷に向かうことにしました。

3顔目:東京顔マラソン

東京顔マラソンのスタート
東京顔マラソンから新たに参加の1名と、電車で移動してきたAさんとDさんと、千葉顔マラソンから走ってきた3人と私と、しろくま顔マラソンを走った後は帰って再度東京を参加のCさんとEさんの合計9名で、東京顔マラソンは9時前にスタートでした。
Aさんはやはり走るのは無理なので、全部歩いてゴールを目指すそうでした。 Aさん以外の8人の集団は、歩いたり走ったりで進んで行きますが、引っ張っていくEさんの歩くペースが非常に速いので、歩いている時でも付いて行くのが結構大変です。何とかついていけなくはないですが、ずっと歩いているのは足に悪いので、ここは自分のペースで歩いて、30-50mぐらい遅れたら走って追いつくようにすることにしました。

 東京顔マラソンを走り始めてから10km地点ぐらいの、明治通りをスイッチバックして坂を登って、目白通りへ曲がったところにあるコンビニで氷1.1kgを買って、足をアイシングしたり、帽子に入れて頭を冷やしたりすることにしました。太陽が照ってきていて暑くなってきていましたし、疲れもたまってきていたので、氷は結構効いて、体がだいぶ楽になりました。

神楽坂のうどん屋で昼食をとった後、目や鼻を書いている頃、Aさんが九段下の坂を下れなくてリタイアしたという情報が入ってきました。足が痛くて九段下の坂を歩いてでも進めなくなってしまったそうです。リタイアとはいえ2顔プラスアルファなので、素晴らしい根性ですね。

新大久保駅に向かう通りは相変わらず激混みで進むのが大変でした。ここは歩行者天国にしてしまった方が良い気がします。新大久保駅前の例の電柱のところで、1年ほど前にここで倒れて亡くなったラン友のFさんの弔いとして皆で献杯しました。
東京顔マラソンのゴール


東京顔マラソンのゴールは17時頃。タイムは7:58:42でした。途中リタイアしたAさんも一緒に靴の写真を撮りました。なのでゴール時の写真では足は9本です。

さて、ここからが正念場です。ここまで160kmほど走ってきました。神奈川顔マラソンのスタート地点の三ッ沢上町まで四ツ谷から29kmぐらいあります。しかも、ここから24時間走女子日本代表のGさんが加わります。もう足がボロボロの人達の中に元気なのが投入されます。サッカーに例えると後半のラスト20分ぐらいにエースが投入されてくるような感じです。 更に、神奈川顔マラソンは結構アップダウンが厳しいです。ボロボロの足には厳しいです。

東京顔マラソン
ロッカーから荷物を回収して、吉野家で腹ごしらえして四ツ谷駅前に戻るとGさんが既に来ていました。ここから神奈川顔マラソンのスタートまで行くのは、私と、千葉から一緒に来ていて3顔を目指す2人と、Gさんの4人。もう一人、Hさんが帰宅ランということで途中まで同行してくれるということで、合計5名で四ツ谷を出発して三ッ沢上町を目指しました。 辺りは既に結構暗くなってきていました。2晩目スタートです。 

Hさんのスマホのナビに従って、途中多少のコースミスがあったようですが、ほぼ最短ルートで進めました。Hさんとは新横浜を過ぎたあたりで別れました。 

四ツ谷から三ッ沢上町までは、最初の10kmぐらいは歩いていましたが、その後の20kmぐらいはほとんど走っていました。上り坂もです。Gさんが引っ張っていくのですが、やはりここで投入されて元気なだけあって、たぶん軽く走っているつもりなんでしょうけど、ボロボロの足にはきついペースでした。更に四ツ谷から三ッ沢上町までは結構アップダウンがあって、足に負担が大きいルートでした。この後に控える神奈川顔マラソンのアップダウンの分も考慮して、新横浜を過ぎてからの終盤は足をセーブすることにして、他の3人から遅れてでも上り坂はゆっくり登っていくことにしました。

 三ッ沢上町駅前のコンビニに到着したのは23時頃でした。コンビニで買い物をして、腹ごしらえして、靴を脱いで地べたに座って15分ぐらい目を閉じました。眠れませんでしたが。

4顔目:神奈川顔マラソン


ここからは新たに2名の参加と、電車で移動してきたEさんと、四ツ谷から走ってきた3人と私の合計7名です。スタート前にカフェラテを飲みました。この2日間で初めてのカフェイン投入です。ここまでたまに歩いている時とかに軽い眠気を感じましたが、カフェイン無しで何とかなってきました。

神奈川顔マラソンのスタート

地べたから起き上がった時に腹筋を攣ってしましました。やはり結構疲れが溜まっているようです。 

神奈川顔マラソンは0時前にスタートでした。ゴールの和田町駅のコインロッカーに荷物を預ける必要があり、0時40分ごろに駅が閉まってしまうということなので、和田町駅までの約4kmを頑張って走りました。神奈川顔マラソンはスタートとゴールが違う場所で、一度ゴールを通過するコースなのです。

最初の辺りはレンガ張りの歩道で結構凸凹なので、他の人達から間を空けて、足元をライトで照らして良く見ながら、最後尾を行きました。ちょっとの段差でも今の状態では危険です。 

無事に和田町駅が閉まる前に到着し、ロッカーに荷物を預けてまた走りだします。完走設定時間は9時間なので走る必要はないと思いますが、元気な人達は抑えられないようです。 結構アップダウンがあるので、他の皆さんも途中から歩いたり走ったりになりました。しかし、歩くのが早いEさんが引っ張っており、元気な人たちもそれに付いて行っているので、グループの歩くスピードはだいぶ速いです。こちらはもう足がボロボロで歩くのも遅れがちなので、神奈川顔マラソンスタートから8km地点ぐらいのコンビニで氷1.1kgを買って、真夜中ですがアイシングし始めました。やはりアイシングするとだいぶ楽になります。

横国大には入れなかったので、右目をウインクにすることにして、横国大の周りを直線状にスイッチバックしました。まだ神奈川顔マラソンの半分も来ていないのですが、もう足はいつ攣ってもおかしくない状態ですし、マメの痛みも結構酷くなってきていました。もう他の人達に付いて行くのは難しいと思い、これ以上迷惑をかけるのも悪いので、18km地点ぐらいのコンビニで休憩を取った時に、もう足をいつ攣ってもおかしくない状態なので先に行ってくださいとEさんに伝えました。このコンビニでも氷1.1kgを買ってアイシングをしました。

その後も、歩きで遅れて、走りで追いつくを繰り返しながらも何とか付いて行っていました。23km地点ぐらいのコンビニで他の人達が休憩を取った時に、私は休憩を取らずに先に行くことにしました。 一人で進み始めて、以下の5点に気付きました。

  • 下り坂や平地は走り続けられました。今まで、歩きで遅れ始めたら、走って他の人達に追いついて、また歩き始めていましたが、歩く走るを繰り返すよりも一定速度で走り続けた方が楽でした。
  • 集団行動で他の人に合わせなければならなかったのから解放されて、自分が歩きたいと思ったら歩く、トイレ行きたいとなったらトイレ行くという具合に、完全にマイペースで進めるようになりました。
  • 攣りそうなのは両足のふくらはぎだけで、太ももは大丈夫そうでした。太ももと腕の振りで結構走れました。
  • 背負っている荷物に十分なスポーツドリンクと水があり、コンビニ休憩を取る必要がないということにも気付きました。食料などカロリーを摂れるものは無かったのですが、普段20-30kmぐらいを手ぶらで走っていることを考えると、水とスポドリがあれば十分です。あとゴールまで20kmぐらいなので、コンビニ休憩は取らないことにしました。
  • 全然眠くなかったです。2日完徹状態ですが。スタート前に投入したカフェインの効果でしょうか。快調に進んだからでしょうか。それとも、相変わらず攣りそうなふくらはぎの痛みやマメの痛みのせいでしょうか。

相変わらずアップダウンが厳しいので、登りは歩いて、下りと平地は走って行くようにしました。後続に追いつかれることはありませんでした。元気な人たちがいるとはいえ、歩いている人たちに合わせて待ったりしていたからでしょう。コンビニ休憩もあちらは取っていたのでしょう。

足の痛みは結構きついですが、川の道とか、2年前の越後くびき野100kmで大雨のなかずっと走ったせいで足の裏の3分の1ぐらいが酷いマメになってしまい、シャレにならない状態になったものの最後まで走り通して入賞を死守した時のことを考えれば、まだまだ大したことないなという感じで気分的に楽になりました。

赤レンガ倉庫を過ぎて、国際橋まで来ると大型トレーラーとバイクの事故が起こっていました。警察が既に事故処理にあたっていました。バイクの運転手は既に救急車で搬送されてしまっていたようで周辺におらず、大型の運転手と思しきオッチャンがうなだれて縁石に座っていました。大型トレーラーのフロントの下にバイクを巻き込んでしまった様でした。(この事故を後続は見かけなかったそうなので、事故処理が完全に終わるぐらいの時間差がついていたようです。)

平沼橋の手前で髪留めを描くためにスイッチバックして戻ってきて、もと来た方を振り返って見ても後続は居ないので、結構差がついたことが分かりました。

後は、頭を描けば神奈川顔マラソン、そして4顔マラソンが完全終了です。

横浜駅を過ぎてからしばらくの所は指示書が分かりにくい所です。「Y字路では左側(登らないほう)へ進む」と書いてありながら、両方とも登っていたりします(作者の意図は急な登りではない方、ということかと思います)。ここは突っ込みいれながら進みました。「四つ角直進」と書いてありますが、今まで十字路はほとんど「交差点」と統一して書いていたはずで、ここで何故変えるんだ、それとも四つ角というものが別に存在するのか、と頭が若干混乱します。ぶっちゃけただの直進なので書かなくても良いと思うのですが。

途中から一人で走りましたが、結局、神奈川顔マラソンでは迷いませんでした。目印が変わっていたり、手順書が分かりにくい所もありましたが、前に2回走っただけでほとんど覚えた様子です。

墓場の横の急坂を通る頃には明るくなって来ていて、一般の人たちが活動する時間になったようで、既に墓参に来ていると思しき人たちがいました。ここの坂も結構きついですが、富士登山競走を考えれば楽勝です。

横浜で育ったものの実感として横浜は坂が多い街です。この神奈川顔マラソンこそが真の横浜マラソンだと思います。横国大、三ツ沢公園、日ノ出町、伊勢佐木長者町、元町公園、港の見える丘公園、山下公園、赤レンガ倉庫、ランドマークタワー、横浜駅周辺などを通ります。どこかの団体がやっている横浜マラソンは、観光客向けの横浜マラソンですね。平坦で走りやすい所だけです。公認大会にしていないんですからスピードコースにする必要などないので、坂の多い横浜の真の姿を見せた方が良いと思います。

登った後、下って行って、いつもは最後の休憩を取るコンビニをスキップしてそのまま進みました。環状2号線に入って、最後の長い上り坂です。ラスボスですね。これを越えてもうちょっと行ったらゴールです。

ここで、顔マラソンはやはり皆とゴールするべきだと思い始めました。だいぶ先行しているようですが、この先の下り坂も全部歩くとゴール予想時間は8時間前後なので、おそらく後続の中でも元気な人たちが先に走って、8時間ぐらいでゴールするだろうと予想しました。24時間走女子日本代表のGさんとか我慢できなくて間違いなく先に走ってくるでしょう。 国道16号に降りてからのラスト約2kmは緩い下り坂で走って行けそうですが、他の人と一緒にゴールできるのであればそうするするため歩くことにしました。
神奈川顔マラソンのゴール。まずは先着の3名で。


ラスト500mぐらいの和田町の交差点で後ろを振り返ると、かなり遠くにランナーが2人こちらに向かって走ってくるのが見えました。遠すぎて誰かは分からなかったのですが、仲間の可能性が高いです。ここで待って合流してから500m一緒に歩くのは申し訳ないので、残り距離を縮めるために先を急ぐことにしました。

ラスト200mぐらいの細い道へ右折して少し行ったところで、GさんとIさんに後ろから声をかけられました。良いタイミングで追いつかれました。Iさんはこの後仕事があり、先に帰らなければならないそうで、他の人達と別れて走って来たそうです。 3人で一緒に歩いてゴールを目指しました。最後は踏切の遮断機が下りてくるのに急かされて走って、和田町駅で感動のゴーーーーーーーール!!!
神奈川顔マラソンのゴール。後着組と。


フルマラソンの距離の顔を4つ使って、あいだも全部足で繋いで、前人未到の4顔マラソン達成の瞬間です。3人でハイタッチしあいます。時刻は8時前ごろです。タイムは7:52:28でした。

ガリガリくん未投入、力水未投入、痛み止め未投入、カフェインはカフェラテ一杯だけで47時間弱で、まる2日間完徹、GoogleMapの計測で233km、Garminの計測で258kmを踏破しました。

後の人達はまだまだゴールまでかかりそうだったので、コンビニで豚カルビ丼を買って朝食にしました。
神奈川顔マラソン

Eさんたちは我々のゴールから40分ぐらい遅れてゴールしました。千葉顔マラソンから一緒だった2人、JさんとKさんは3顔マラソン達成です。おめでとうございます。

走った後は、隣の上星川駅まで歩いて行き、スーパー銭湯に入って完全にさっぱりしました。この辺になると眠くなってきたようで、他の人を待っている時にちょっと意識が飛んでました。この後も電車でつくばまで帰る途中、秋葉原駅で山手線からつくばエクスプレスに乗換えるところで寝落ちしていて、一駅乗り過ごして御徒町駅まで行ってしまいました。山手線一周はしてませんよ。
4顔マラソンの軌跡

千葉・東京・神奈川が「顔の道」というイベントなので、千葉から壱顔目と数えています。なので、前に走ったしろくまは零顔目です。

Garmin Connectの狂気の沙汰バッジです。

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